皆さん思い煩いって知ってますか？人間生きていく時にいろいろと心配な事が有ります。勿論本当に心配、考えて決断しないとならない事もたくさん有りますが、何でもかんでも心配しすぎると、心もきつくなります。心の医学の世界では、心配するのをやめる、心配事を忘れると言う事も生きていく上では大事なようです。でも、なかなか、その心配事から開放されると言うことも難しいもんです。
　まぁ逆に、私みたいに心配しなさすぎるのも問題ですが。気がついたらテストの当日。ひどい時はね、あれは高校の時でしたが、気がついたらテストが始まってました。…て嘘に決まってますがな。

伯	おぅ八、おはよう。またしょぼんとして、元気ないなぁ。朝飯食べたか？
八	さっき食べた。
伯	そしたら、腹減ってるのと違うな。どないした。
八	あんな、心配な事が有るねん。
伯	なんや？
八	明日のことが心配やねん。
伯	明日の事。明日なんか有るんか？テストか？
八	いや、テストもあるんやけどな。もっと心配なことがあるねん。
伯	そしたら何が心配やねん。
八	明日の晩飯。
伯	は〜？
八	今晩はな、カレーライスやねん、で昨日はなスパゲッティーやねん。そんでな一昨日が焼き肉やってん。そしたら明日は何が出てくるんやろ。
伯	あのなぁ、そんなん心配してもしゃぁないやないか。何でも感謝して食べ。
八	うん…そやけど
伯	あのな、聖書になこんなことが書いてあるんや。
八	なんです？
伯	「だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。」
八	よう解らん。
伯	この頃はな「何を食べるか」どころか、食べられるかどうかも解らんかったんやな。食べられんかったら、命も危ないやろ。だから食べられることを感謝しなさいちゅう意味や。
八	はぁはぁ
伯	その後の衣服のことも一緒やな。いくらええ服着てても、病気しとったらしゃあないやろ。健康でいられることを感謝するっちゅうこっちゃ。
八	そやけど、食べられへんかったら…
伯	まだ言ってる。あのな、この聖書の個所の後の方にな、こういうことが書いてあるんや。
八	うんうん、なるほど
伯	まだ読んでへんわい。「だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。」これはさっき行った通りやな。大事なんはこの後や「あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。」
八	ははぁ、神様は明日わてが何を食べたいか知ってはるっちゅうことでっか？
伯	どうして、そう食いもんから離れられんかな。まぁええか、大体そう言うこっちゃな。
八	そやけどおかしい。神様がわてらの明日の食べ物が必要なことを知ってはることは良う解るけど、何を食べたらええか知ってはるとは書いてないやん。
伯	だから、何を食べたら良いかまで知ってはるんや！！
八	はぁ〜〜そうでっか。
伯	ええか、その後にこう書いてあるンや。「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」何を食べたい、何を着たいじゃなくて、神様の国と神様の正しさを欲しがりなさいっちゅうこっちゃ。そうしたら食べたいものが与えられるんや。
八	はあ、そうでっか。ちょっと楽になってきました。心配せんでもええんや。ははぁ。何もせんでええんやぁ
伯	なんでおまえはそう極端に…
八	え？違いますの？
伯	心配するなて言うてんにゃぞ。何もせんでええのと違うわい。思い悩むなっちゅうこちゃ。
八	ははぁ、ってそうでっか。
伯	最後にこう書いてあるンや「だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」
八	え、明日って考えること出来ますのん？
伯	きたきた。明日なんてまだ来てもいないものがどうなるかなんて誰も考えられん、ちゅうこっちゃ。大事なんはそのあとや「その日の苦労は、その日だけで十分である。」な今日は今日の仕事や考え事をするだけで十分ちゅうこっちゃ。
八	解った解った。や〜〜気が楽になりましたぁ。
伯	おおそうか良かったな。
八	はい。ほなおじさん遊びに行きまっさ。ほなさいなら。
伯	遊びにてお前明日テストとちゃうんかい。
八	大丈夫です。テスト勉強で悩むのは明日悩みます。
伯	あかん。解ってない。そうと違うやろ。お前は何で、そうなんや。
八	いやいや、冗談ですがな
伯	冗談かい。ほんまにびっくりしたで。しかし、お前のその軽いところ、おじさんはお前の将来を考えるともう心配で心配で…
八	おじさん。思い悩んだらあきません。

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