いつも子どもの話というと、絵本を読んだりしているんですが、今週は「成長」という本を使ってみました。ちょっとは自分で考えてみようと思ったんですけど、腹話術はそんな簡単にできるわけないし。で、考えたんでございます。そう、この関西弁、うちの子どもたちはもう分かってると思いますが、…
八 | 熊さん〜〜(;_;) |
熊 | どないしたんや、八 |
八 | 近所の友達がからかいよんねん(;_;) |
熊 | なんでや |
八 | あんな、俺が教会行ってるって言うたらね、「アーメン、素麺、冷やそうめん」やて |
熊 | がっはっはっは。 |
八 | 熊さんまで、ひどいわ(;_;) |
熊 | いやいや、すまんすまん、わしもよう言われたわ。 |
八 | ほんまでっか? |
熊 | おう、そんなん気にしてたら切り無いで。 |
八 | そやけど、やっぱり、いやや、 |
熊 | そんな時はな「神様、助けておくれやす、守っておくれやす、神様を信じ続けられるようにしておくれやす。」て、お祈りしてみい。 |
八 | そうでっか、そやけどなぁ… |
熊 | あんな、聖書にな、こんな話があんねん。 |
八 | なんでっか? |
熊 | 昔な、バビロニアっていう国があったんや |
八 | あ、知ってますバビル二世でっしゃろ。見てました。”ロデム変身!地をかけろ〜” |
熊 | 違うて。あれはテレビや、空想の話や。こっちは聖書に書いてあるほんまもんの話や。 |
八 | は〜〜 |
熊 | そんでな、そのバビロニアの王様がメディア人 ダレイオス |
八 | いや、熊さんとわしだけでんがな |
熊 | は? |
八 | いや、熊さん、いま「誰いおす?」て聞かはった |
熊 | ちゃうちゅうねん、ダレイオスちゅう名前や! |
八 | はあはあ |
熊 | その王様が三人の大臣をおいたんや。その一人にダニエルがおった。 |
八 | ひや〜〜、かわいそ〜 |
熊 | なんでや |
八 | そやかて、ダニおるて、痒うてたまらん。 |
熊 | ええかげんにせぇよ、ダニエルやダニエル、誰が「ダニ居る」なんていうた! |
八 | すんません。 |
熊 | その頃のバビロニアっちゅう国は、わしらが信じてる神様を信じてなかったんや。ダニエルはそのバビロニアの王や大臣達のなかで一人だけ神様を信じとった。 このダニエルが、代々の王様に仕えてきてすごい仕事ができた。そやから三人のうちで1番偉い大臣にされたんや。ところが、面白う無いのは後の二人と、その取り巻きや。なんとかこのダニエルを陥れたろうと考えよった。 |
八 | 悪いやっちゃなあ〜 |
熊 | そこで考えたんが、とんでもない企みや。王様にこんなこと言いよった |
大 | 「ダレイオス王、この世界ではあなたが1番偉いんですから、これから30日間王様以外を拝んだ者をライオンの穴に投げ込むと言う決まりはどうですか?」 |
王 | ほほう、それはおもしろい、よしよし新しい決まりを作ろう…よし、これでどうじゃ(書類を書くふり) |
大 | 王様、一度作った法律です。絶対に例外は無しですぞ。 |
八 | 熊さん… |
熊 | なんや? |
八 | なんで王様と大臣、関東弁なんです? |
熊 | 時代劇でもそうやないけ、悪代官は関東弁やと相場が決まっとる。 |
八 | んなあほな |
熊 | はなし戻すぞ…そんでもダニエルはいままで続けてきた通り、一日3回、神様にお祈りを捧げてたんや。それを見つけた大臣が「うい〜っ、ひっひっひっ!見つけたぞ!ダニエル。王様以外のものを拝んだら、ライオンの穴に投げ込まれるのじゃ」ダニエルを愛してた王様も何とかしたかったが、そこは自分で出した法律や、変えるわけにいかんかった。「王:ダニエル、お前の信じている神が、お前を守ってくださるように」というしかなかった。そしてダニエルはライオンの穴の中へ、ドサーッ |
八 | ヒ〜〜どないなったん? |
熊 | 王様は一晩中、ダニエルのことが心配でしゃなかった。夜明けとともに、昨日投げ込まれた穴に行って「王:おーい、神の僕ダニエル」って呼んだ。すると穴の中から「ダ:王様!神様の使いが来て、一晩中ライオンの口を塞いでくださいました。私は無事です」これを聞いた王様は、大喜びでダニエルを穴から出したんや、そしたらほんまに擦り傷一つ無かった。そして、王様は悪巧みをした大臣達をライオンの穴に入れるように命令したんや。そして、ダニエルの信じた神様を信じるように、国中に命令を出したそうや。 とまぁ、神様を信じきっていたら、必ず守られるっちゅう話や。 |
八 | は〜〜〜、わかりました。もう、からかわれても気にしませんわ。 |
熊 | そやそや、その調子や |
八 | 素麺、冷や素麺て言われたら、ラーメンにしてくださいてお祈りします。 |
熊 | あ、あ、あかん、こいつ分かってない |
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